芍薬 2016.5.15 撮影

ボタン科の多年草です。牡丹と並んで、豪華さや高貴さの代名詞に・・・
娘の誕生記念にボタンを植えたのですが、残念ながら枯らしてしまい、大変気落ちしたものです。
でも、あの豪華さが欲しいと思い、牡丹より育て易い芍薬を植えました。
濃いピンク色と純白、斑入りの白…溜息が出そうなくらい艶やかですね。
残念なことに、固有名は分からないのですが、年々、立派な株に成長してくれています。

牡丹は、幹が木化していますが、芍薬は草花???です。冬季、地上部分は枯れ、翌春に発芽します。

今年は、上野東照宮ボタン苑を訪れました。既に牡丹の最盛期は過ぎ、芍薬が咲き始めた頃でした。

何故に、芍薬苑とは言わないのでしょう・・・やはり、牡丹の方が艶やかで見応えがあるのでしょうか〜。

友達に、二つの違いが分からないと言われ、幾つかあげてみました。
一般的に、牡丹の方が大輪でありますが、その株によっては違いが不明瞭ですね。
やはり大きな違いは、牡丹は木性であり、芍薬は草性であること。
冬季、牡丹は、葉を落として幹だけ残して越冬します。
更に葉を見ると、牡丹は、光沢が無く葉には切れ込みが入っていますが、
芍薬には、切れ込みが無くツヤがあります。う〜ん、比べてみなと分かりませんかね。
芍薬は、甘い香りが漂いますが、株によって違ってきます。
ひと時、“これは、牡丹?芍薬?”などと言いながら楽しんでまいりました。

もうひとつ、面白いことに、牡丹は、芍薬の株に接ぎ木をするのだそうです。
同じボタン科、牡丹属でありますから・・・
すると、稀に牡丹の株から芍薬の花が咲いてしまうことが有るそうです。
植えこむ時に、接ぎ口の部分までしっかりと土で覆うと予防できるようですよ。
実際を見たことが有りませんが、もしかしたら、二つを見ることが出来るってことでしょうか???
興味津々です。

2017年5月15日撮影、、、移植して3年?4年?‥になりましょうか。
今年は、見事な花を咲かせてくれました。
サラ・ベルナールという名前です。
女優のサラベルナールに因んで、名づけられたようです。

濃いピンク色、花びらが豊富でとても大輪です。
庭のこの部分だけ、際立って目立っています。

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